Kawatana no mori Event Archives
2012年6月29日
1962年6月15日に亡くなったコルトーを偲んで、地元豊浦町のコーラスグループが追悼合唱を。メインコンサートでは、コルトーが設立したパリ・エコールノルマル音楽院の教授ご夫妻が、コルトーが来日公演で演奏したプログラムの一部を再現してくださいました。
川棚からコルトーへ愛をこめて・・・。コルトーを「想う」年が始まっています。
アーチスト
piano パトリック・ジグマノフスキー
少年として、フランスの名教授リュセット・デキャーヴ(前パリ国立高等音楽院教授)の惜しみのない寵愛を受けた後、パリ国立高等音楽院入学。同学院にてピアノ、室内楽ともに金賞受賞。在学中にパリ国立オーケストラのピアニストに抜擢され2年間、現代曲などを数多く初演した。パリ国際室内楽コンクール1位、FUNAPEC国際コンクール1位、ヘンリゾーゲ国際コンクール1位、他数々の国際コンクールに入賞。ブラームスとレガーのCDが発売され、『エレガンスを失わずに威光を放つ演奏』と批評される。また、ソロ活動も盛んでラヴェル全曲集を録音。2006年には、フランスで活躍中のピアニスト、池田珠代との1台4手ピアノのDVD、CDが日本で発売された。また、ラジオフランス、テレビ出演のほか、その実力と経験、幅広い交友関係をいかし、2002年から、自らがプロデュース、音楽監督そして出演する「ボルドー音楽祭 MUSIQUE FESTIV’」を毎年手掛け、更に2007年より「ボルドー音楽祭 MUSIQUE FESTIV’in 横浜」として、日本でもプロデュース。モンペリエ国立音楽院教授、リヨン国立高等音楽院助教授を歴任した後、異例の若さでパリ・エコールノルマル高等音楽院教授にも任命され、教鞭を取っている。2007年、その活躍でフランス芸術アカデミーからデルマス賞を授与された。2008年、大阪音楽大学客員教授に就任。
アーチスト
piano 池田 珠代
横浜雙葉学園の小学、中学時代にピティナコンクール、鎌倉コンクールで入賞。その後桐朋女子高ピアノ科に入学。1989年渡仏。同年、パリ国立高等音楽院入学しジャック・ルビエ氏の指導を受ける。1993年ピアノ、1995年室内楽の両部門において同音楽院の金賞受賞で卒業する。後、同音楽院演奏科マスターコースに入学。APEF、ソシエテジェネラル銀行の奨学金としてパスカル・ドヴァイヨン氏のもとで研究を続けると同時にバシキロフ、チェルニー ステファンスカ、フライシャー氏などにも教えを受ける。イヴォンヌ・ルフェーブル国際ピアノコンクールにおいて、第二位受賞(一位該当者なし)。同時に、ドビュッシー賞も受賞。そのほか、ポルト市国際コンクール(フランス音楽賞同時受賞)、エピナールピアノ国際コンクール、パリヴォンドームプライスなど、数々の国際コンクールに入賞。またプーランク国際ピアノコンクールにおいて、大賞第一位を受賞。同コンクールにて、ロベート・カサドゥス賞も同時に受賞。モンペリエ国立音楽院で教鞭をとりながら、アヴィニオンオーケストラ、パリ国立高等音楽院オーケストラ、レバノンオーケストラなどと共演のほか、ラジオ・フランス、テレビも数多く出演。現在は各国でソロ奏者、室内楽奏者としてのコンサート活動のかたわらスーレンヌ音楽院で教鞭をとっている。また、ボルドー音楽祭MUSIQUE FESTIV'の創立者の一人である。CD録音では、クラリネットとのシュトックハウゼン、ヒンデミッツ集、またピアノソロでもプーランク・フォーレ集(Arcobaleno) が発売され、好評を得ている。2007年には、ニューヨークのカーネギーホールデビュー(ピアノ連弾)、ストラヴィンスキー、ラヴェル連弾集(DVD、クリエーティブアーツ)2009年にはシューベルトピアノ連弾集(ワーナークラシック)が録音、絶賛されている。
■プログラム
〈こうるしおさい〉
アヴェ・ヴェルム・コルプス
ありがとう
るり色のメッセージ~おいでませ山口へ
〈コールウィングス〉
お菓子と娘
さくら横ちょう
男なら(山口県民謡)
〈パトリック・ジグマノフスキー&池田珠代〉
ショパン
24の前奏曲作品28からハ短調、ホ短調、変ニ長調
ポロネーズ第6番変イ長調作品53「英雄」
スケルツォ第2番変ロ短調作品31
ストラヴィンスキー
春の祭典
主催/コルトー音楽祭実行委員会、下関市川棚温泉交流センター
後援/下関市、下関市教育委員会、川棚温泉観光協会