Kawatana no mori Event Archives
2013年4月4日
photo : Manabu Hieda
アーティスト
Flute ジャン・フェランディス Jean Ferrandis
(パリ・エコール・ノルマル音楽院教授)
モーツァルトのフルート協奏曲K314を演奏した際、アダージョを聞いたバーンスタインに「彼はまさにパン(牧神)である!」と言わしめるほど称賛を得たフルーティスト。リヨン国立音楽院のマクサンス・ラリユーのクラスで満場一致の1等賞を得て卒業後、プラハの春国際音楽コンクールでのグランプリなど、国際コンクールでの入賞多数。その後、世界各国のホールでリサイタルを行う。オネゲル、モーツァルト、シューベルト、C.P.E.バッハや上林裕子の作品をこれまでに録音している。現在、パリ・エコール・ノルマル音楽院とカリフォルニア州立大学フラトン校にて教鞭を取る。アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカでは定期的にマスタークラスでの指導も行う。
アーティスト
Cello ドミニク・ド・ヴィリアンクール Dominique de Williencourt
(パリ地方音楽院教授)
パリ国立高等音楽院でアンドレ・ナヴァラ、フィリップ・ミュレールに師事した後、同院のアシスタント教授になる。マルセル・バルドン、ジャン・ユボー、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチにも学んだ。現在パリ地方音楽院で教鞭を取るほか、ショスタコーヴィチ弦楽四重奏コンクール審査員や、フランスのアンドレ・ナヴァラ国際コンクール審査員を務める。また、クールシュベール夏期国際音楽アカデミー、カリアリ夏期国際音楽アカデミーなどでも定期的に講師を務める。多くの旅行から着想を得て自ら作曲した作品を多数録音。フランス・ディスク・アカデミー大賞受賞。芸術監督として演奏会を企画。フランス国家功労勲章シュバリエ受章。使用楽器は1754年製J.Gagliano。弓は1825年製F.X. Tourte。
アーティスト
Piano 塩見貴子Takako Shiomi
英国王立音楽院大学院修了。パリ・エコール・ノルマル音楽院・高等演奏家資格取得。ダルムシュタット・ショパン・コンクールや大阪国際音楽コンクール、全日本学生音楽コンクール等、多数の国内外のコンクールに入賞及び入選を果たす。留学中より演奏活動を展開し、欧州各地でソリストとしてオーケストラとの共演やリサイタル出演を行う。コンサートの模様は英BBC放送を始め、NHK等メディアに取り上げられ、地元紙にも絶賛される等、好評を博した。近年では、日本ショパン協会主催・例会リサイタルに於いて定評のあるショパン作品の演奏を行う他、現代音楽演奏にも意欲的に取り組み、野村国際文化財団の助成により「武満徹・没後十年メモリアルコンサート」をロンドンにて開催。日本を拠点に精力的に演奏活動を行っている。
日時 2013年4月4日(木)19:00~
主催 コルトー音楽祭実行委員会、下関市川棚温泉交流センター
後援 豊浦町観光協会
制作協力
京都フランス音楽アカデミー実行委員会、アンスティチュ・フランセ関西
演奏曲
Jハイドン:フルート三重奏曲第16番 ニ長調Hob.XV:16
エイトル・ヴィラ=ロボス:アソビオ・ア・ジャート
C.E.ルフェーブル:2つの小品 Op.72より 憂鬱な舟歌
C.ドビュッシー:チェロ・ソナタ
上林裕子:組曲〜フルートとチェロのための
D.ド・ヴィリアンクール:トリオ 「夕があり、朝があった」