川棚の杜

2015年1月8日 

川棚の杜ジャズ&ボサノヴァ ライブ「笹島明夫withニューヨーク・フレンズ」

photo : Koji Hamabe

 

「Live Bar in Cortot Hall」シリーズ第3弾。
長い在米歴に裏打ちされた実力派で、米ジャズ人名事典に名が載る数少ない日本人である笹島明夫(ギター)さんが、H.ハンコックと9年プレーしたジーン・ジャクソン(ドラム)さん、ヨーロッパで大活躍するドイツ出身の新星バナ・ギーリグ(ピアノ)さんをニューヨークから引連れ来日し、小倉・山口を代表するベーシスト小車洋行さんとカルテットを結成。川棚公演が実現しました。

コルトーホールで今年3本目となる今宵のジャズ・ライブの客席は、年配のご夫婦など地元の常連様の中に笹島ファンの顔も。

この日が2回目のセッションとは信じがたいほど絶妙なバナさんと笹島さんの即興的な掛け合い、地元バンドマンも度肝を抜かれたジーンさんのドラムソロなどの超絶テクニックに感嘆すると同時に、技術披露を凌駕した四人が創りだす「本場」「本物」の音楽の魅力に、コルトーホールがどっぷり染められた夜となりました。

アーティスト
guitar 笹島明夫(ギター) Akio Sasajima
渡辺貞夫に見出され、75年札幌から上京~プロになる。その後アメリカに渡り、第1回シカゴジャズフェスに出演し、実力を認められる。初CDはジョー・ヘンダーソンを迎え、ロン・カーターとのDuoアルバムも出す。

'06年にはロン・カーターとの再会DuoアルバムTwo For The Museを発売、スイングジャーナル誌などでも絶賛される。アメリカのジャズ人名事典に掲載されている数少ない日本人ミュージシャンの一人。ロン・カーターからは「すばらしいギタリストだ」、ジョン・ヘンダーソンからは「Akioの曲は非常に気に入っていて、自分のレパートリーにも加えている」と絶賛されている。

アーティスト
piano バナ・ギーリグ(ピアノ) Vana Gierig
ドイツ生まれ、ドイツで初期の音楽教育を受け10代でジャズに専念するためにアメリカのボストンに移住。クインシ―・ジョーンズよりボストンバークリー音楽学校最優秀学士号を授与され、その後、ニューヨークで活躍中。音楽誌でも“輝く才能”と絶賛されている。エディ・ゴメス、リナ・ホーン、ウィントン・マルサリス、パキート・デリベラ、レジーナ・カーターをはじめとする数多くの著名プレイヤー達と共演、録音も多数。

アーティスト
drums ジーン・ジャクソン(ドラム) Gene Jackson
ニューヨークを代表する実力派ドラマー。その腕を買われ、'91年に、ハービー・ハンコック&ウェイン・ショーター・バンドに参加、'93~'00年までハービー・ハンコックのトリオとカルテットに在籍し、世界中をツアー。その後も大物ジャズマンとの共演を重ね、アメリカ~ヨーロッパで広くその実力を認められている。たいへんな親日家で、つのだひろ氏との親交も深い。

アーティスト
bass 小車 洋行(バス) Hiroyuki Oguruma
西日本で活躍中のウッドベーシスト。1970年生まれ、福岡県北九州市出身。2000年からプロ活動を開始する。野本秀一(ピアノ)と共に、地元のライブハウスでセッションを行い、2003年には、牧田正昭(ギター)クインテット、福岡ブルーノート公演の際のメンバーをつとめる。また、門司港での「三大港ジャズ祭」における、北九州ルネッサンスジャズバンドへの参加等、多くのライブ、イベントに出演し、九州・山口を中心に精力的に活動している。

日時 2014年12月5日(金)19:00開演(18:30開場)
主催 川棚温泉まちづくり株式会社
後援 下関市、豊浦町観光協会、川棚温泉観光協会

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