Kawatana no mori Event Archives
2012年5月25日
2012年はアルフレッド・コルトーが終の住み処にしたかったまち「川棚」にとって記念すべき年。コルトー没後50年およびコルトー来日60周年を迎える今年一年を「コルトー Wメモリアル・イヤー」と位置づけ、川棚の杜 コルトーホールを中心に様々な記念イベントを実施いたします。
2012年3月31日にはコルトーがパリに設立したエコール・ノルマル音楽院の教授を務め、世界で活躍する二人の音楽家をお招きし、コンサートを開催いたしました。
パリ国立高等音楽院にて5つの1等賞を獲得。数十年のプロ生活の中で、ヨーロッパの全ての国、アメリカや日本を定期的に周っている。彼のピアニストとしてのキャリアは多様性にあふれているが、特に室内楽に情熱を捧げ、その主要レパートリーを全てこなしている。その演奏の質の高さは、主要なフェスティバルに招待されることによって証明されている。弦楽器奏者、管楽器奏者、歌手にピアニスト、名だたる演奏家たちが競って共演を求める他、無数のレコーディングは、幾度となく栄誉ある賞を受賞している。また、現代音楽に深い関心を示し、多くの作曲家の作品を演奏してきた。教育活動では、69年にパリ国立高等音楽院の教授に任命され、86年から03年まで同音楽院の室内楽の教授を務めた後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノの教授および教育顧問を務めた。
46年パリ生まれ。パリ国立高等音楽院をフルートと室内楽で1等賞を得て卒業。フルート族すべての楽器をこなし、最小のピコレットから、彼のために開発されたオクトバス・フルート、ダブルベース・フルートにまで及ぶ。古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、P.ブーレーズ、P.ウトヴス、J-C.カザドシュ指揮のオーケストラとの共演も多い。65年には、Arcadie フルートカルテットを、85年にはフランスフルートオーケストラを結成。長年、2e2mアンサンブルのソリストを、94年から97年までは同アンサンブルにて音楽監督を務める。81年から86年までブーレーズよりIRCAMの器楽研究アトリエのディレクターに任命される。SACEM(フランス著作権協会)今日のフランス音楽演奏大賞、シャルル・クロ賞、フランス・ディスク・アカデミー大賞、日本ディスク大賞、SACEM教育実践最優秀賞など、数々の賞を受賞。現在、パリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマル音楽院教授。
バッハ
フルートとチェンバロのためのソナタ変ホ長調 BWV 1031(アレグロ モデラート/シチアーノ/アレグロ)
ライネッケ
フルート・ソナタ ホ短調「ウンディーネ(水の精)」(第1楽章、第2楽章 間奏曲、第3楽章、第4楽章)
ドビュッシー
牧神の午後への前奏曲(ギュスターヴ・サマズイユ編曲)
平 義久
Filigrane 1 カプレ 夢と小さなワルツ プーランク フルート・ソナタ
(第1楽章 アレグロ・マリンコリーコ、第2楽章 カンティレーナ、第3楽章 プレスト・ジオコーソ)