2019/07/12
2019年7月12日(金)~17日(水)
10:00~17:00
入場無料
坂田利明さん作の俳画を展示
昭和7年(1932年)の夏、俳人の種田山頭火は、行乞行脚の旅人生の終焉の地として川棚温泉に結庵を願い約100日滞在しました。その間に詠んだ句は307句にもなります。彼の遺した日記「行乞記」には、川棚の地を気に入り庵の借地と保証人探しに奔走するも、結果挫折し川棚を離れるまでの日々の心情が、季節の移ろいとともに細かに書き記されています。
坂田さんが、山頭火の俳句から受けたイメージを膨らませて描いた俳画約50点をコルトーホールに展示します。
俳画の作者、坂田利明さんは山口市出身。山口県職員OB、下関市職員OB。山頭火への造詣深く、小郡文化資料館(其中庵も所管)の設立にも関わりました。2016年にはNHK山口制作の番組「山口ことばの物語」山頭火編にも出演しました。
川棚の杜コルトーホールでは、2014年9月に坂田さんの俳画展を初めて開催、そのご縁で1000点を超える作品を寄贈いただきました。以降毎年、山頭火が川棚温泉に滞在した夏季にあわせて俳画展を実施しています。